熊本市動植物園内にある「いきもの学習センター」が、子どもたちが楽しく学べる「熊本市の自然環境教育の拠点」として、今年7月にリニューアルオープンしました。リニューアルによって、貴重な剥製や骨格標本の展示、希少動植物の繁殖・展示機能を充実させるとともに、「かんじる・みる・ふかめる」の3つのゾーンで生物多様性の魅力を段階的に学べる空間として再構築されています。MOLTONでは、このリニューアルを記念したワークショップ「つながる・いきものがたり」を企画・実施させていただきました。いきもの学習センター内を自由に巡りながら、いきものの多様性やつながりを体感し理解を深めることを狙いとしています。展示されている生体や剥製、標本をひとつひとつ独立して捉えるのではなく、すべての展示物につながりがあることを体感してもらえるよう、展示を横断的に巡るヒントとなるトピックカードを用意しました。トピックカードに記載されている質問をもとに、展示物を観察してメモしたり、スタッフさんに積極的にお話を聞いたりと、こどもも大人も興味のおもむくままに夢中で楽しむ姿が印象的でした。館内を巡った後は、いきもの学習センター内で発見したことを絵やお話にまとめてもらいました。絵の具やクレヨン、色鉛筆を使い、一番心に残ったポイントを自由に表現していきます。最後に、参加者全員の作品同士をつなげて、生き物や環境がつながっていることを体現しました。例えば、「コアラが食べるユーカリの葉っぱには毒があるけど、うんちには毒がない」↓ 同じく木にのぼる動物をつないで・・・「マレーグマは木に登って木の実を食べます」このようにキーワードをつなげていくと、「木に登る動物でも食べ物が違うんだ」「大きな爪を持っていても使い方が違うんだ」といった発見が生まれます。単に動物を「見る」という視点から、視野がどんどん広がっていく面白さを体感していただけました。新しくなったいきもの学習センターを、これまでとは少し違う新鮮な視点で楽しめるイベントになっていましたら幸いです。園館関係者のみなさまへ動物の展示を通して生き物や環境のつながりを体感するワークショップは、全国どこの園館でも実施可能です。「子ども向けに新しい学びの場を作りたい」「生物多様性についてわかりやすく伝えたい」という方は、ぜひお気軽にご相談ください!